井上尚弥の裏で新王者2人誕生 木村吉光がOPBF・S・フェザー級王座獲得 日本王者の坂晃典下す
2021年12月15日 0時13分
2021年12月15日 0時06分
14日、後楽園ホール「GUTS FIGHTING&DANGAN247」でOPBF東洋太平洋のダブルタイトルマッチが行われた。先陣を切ったS・ライト級は番狂わせ。ランク14位の麻生興一(三迫)が、チャンピオン内藤律樹(E&Jカシアス)から7回にスタンディングカウントを奪い、9回2分50秒TKO勝ちで王座を獲得した。
◇OPBF・S・ライト級タイトルマッチ
麻生興一(三迫)[TKO9回2分50秒]内藤律樹(E&Jカシアス)
開始からガードを固めて前に出る麻生にスピードは感じないが、内藤は付き合っているのか、肩を付け合う場所を選択する。3回、一転して内藤は距離を取って動こうとしたが、麻生の戦い方は変わらない。しつこくコツコツ前に出る。その中でも内藤のクリーンヒットの方が上回っている様にも見えたが、ラウンド終盤にはロープに押し付けられる場面が長くなった。4回を終えた途中採点は三者三様のイーブン。
5回以降内藤は、ラウンド序盤は動いて体を入れ替え、回避を試みるが、結局はロープを背にする戦いとなる。時折見栄えのいいヒットを放つものの、6回には右目、7回には左目を偶然のバッティングでカットすると、勢いづいた麻生は止まらない。またもロープへ詰めて遂にスタンディングカウントを聞かせた。これを試合終了と勘違いした麻生だが、続くラウンドも止まらない。ロープの反動を活かして耐える内藤だが、いつ止まってもおかしくない状況が続く。8回終了後の途中採点は、77-74が2人と78-73 で麻生がリード。
9回、一度はリング中央へと押し返した内藤だが、麻生の気迫の連打で再び下がると、とうとうレフェリーが試合をストップした。リング上で三迫会長と椎野トレーナーへ感謝を熱く語った麻生。4年前、日本王座を失った12月14日に、再び王座へと返り咲いた。
◇56.0kg契約8回戦
大湾硫斗(志成)[TKO2回1分45秒]杉田ダイスケ(ワタナベ)
初回、リング中央、緊張感のある睨み合いを切り裂いたのは大湾の左ジャブ。思い切りの良い右アッパーから左フックで杉田を下がらせると、ラウンド終了間際には右ストレートを打ち落とし、早くもダウンを奪った。
2回開始早々に杉田にドクターチェック(左目の腫れ)。再開後、大湾は伸びのあるワンツーを連発し、今度は左アッパーからの右フックも決める。しかしここで再度のドクターチェックが入り、試合は止められた。
◇フライ級6回戦
山田大輔(輪島スポーツ)[引き分け1-1(59-57、56-58、57-57)]白鳥光芳(T&T)
◇S・フライ級4回戦
潟辺龍瑛(ワタナベ)[2-1(38-37×2、37-38)]中嶌隼太(角海老宝石)
2025年2月18日 17時28分
2025年2月18日 17時08分
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