小野心が公開練習、2度目の世界挑戦に秘策あり
2016年12月7日 19時02分
2016年12月7日 16時55分
あす8日後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」の計量が7日、日本ボクシングコミッションで行われ、OPBF・L・フライ級タイトルマッチは、王者の拳四朗(BMB)が48.8キロ、挑戦者3位のレスター・アブタン(フィリピン)が48.9キロで合格。アブタンは1回目に350グラム・オーバーで1時間後にクリア。日本バンタム級タイトルマッチは、王者の益田健太郎(新日本木村)と挑戦者12位の小澤サトシ(真正)がともにリミットの53.5キロであすの試合に進んだ。
日本王座も保持する拳四朗は、今回はOPBFのみの防衛戦となった。現在の世界ランキングはWBC5位、IBF9位、WBO9位。「いつでも(世界戦は)大丈夫です」という状態だが、デビューから8戦(8勝4KO)とキャリアが浅いのも事実。最近の試合から「へんに打ち合ったり、かっとなったりしないこと」を学んできた。
今回の試合も「もらわないのが前提で、ジャブをついてダメージを与え、できれば後半に倒したい」とプロセスを大事にしてフィニッシュに持ち込む考え。パンチ力のアップも自ら期待しているところで、元世界ランカーのアブタン(11勝5KO5敗3分)はかっこうの相手と言えそうだ。
日本バンタム級タイトルマッチは、益田(25勝13KO7敗)が2度目の王座の2度目の防衛戦。タイトル初挑戦の小澤(13勝2KO6敗1分)を迎える。 IBF12位につけ、ステップアップを目指す益田は「先を見て足元をすくわれないようにしたい」と気持ちを引き締めつつも「今回はきっちり倒さないと話にならないと思う。7回KOですね」とあっさりKO宣言をしてみせた。
挑戦者の小澤はあこがれの後楽園ホールで初めての試合。「1ラウンド、1ラウンド的確に取ること。最高の舞台なので雰囲気にのまれず、思い切り暴れたい」と全力ファイトを誓った。
アンダーカードでは、日本フライ級3位の長嶺克則(マナベ)と同6位の松山真虎(ワタナベ)が対戦。こちらも玄人好みのフライ級の好カードだ。
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