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村田諒太が公開練習「足元をすくわれないように」

2016年12月21日 16時53分

 12月30日有明コロシアムの「ボクシングフェス2016」で“世界前哨戦”を行うWBO世界ミドル級3位の村田諒太(帝拳)が21日、都内のジムで練習を公開、試合に向けた意気込みを語った。

村田はパンチのタイミングや角度を何度も確認した

 ブルーノ・サンドバル(メキシコ)と10回戦を控える村田は、いつも通りリラックスした表情。序盤戦に強いサンドバルを警戒しながらも「後手に回らないよう最初から前に出る。前に出てプレッシャーをかけ、相手が嫌になるまで打つのが僕のスタイル」と語り、迷わず攻めていく考えだ。

 村田がターゲットするWBOミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(英)は11月の初防衛戦に判定勝ち。この試合の感想を求めると、村田は「まだ見ていないんです。相手がサウスポーだったこともあるし、(先を見て)足元をすくわれたくないという気持ちもある。対戦が決まれば見ます」とサンドバル戦に集中していることを明かした。

 そのサンダースは3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦、あるいはメキシコのスターで前ミドル級王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)とのビッグマッチを第一に希望しているという。しかし、ゴロフキンは3月にWBA“レギュラー”王者ダニエル・ジェイコブス(米)戦が決定し、カネロは5月にフリオ・セサール・チャベスJrとのメキシカンビッグマッチに向けて前進中。来年秋にカネロとゴロフキンが激突するというシナリオも描かれており、サンダースの入る隙間はありそうにない。

 帝拳ジムの本田明彦会長によると、まずはカネロvsチャベスJrが実現するかが一つのポイントで、これが決まればカネロvsサンダースがなくなり、サンダースには村田しかなくなる。逆にカネロvsチャベスJrがなくなれば、サンダースがカネロと対戦する可能性が出てくるということだ。

 本田会長は「挑戦が伸びているが、今回もそれで1試合できることになった。さらに経験が積めるとプラスに考えるしかない」と話している。 「ボクシングフェス2016」は村田が出場するほか、メインイベントでは、大橋ジムのWBO世界S・フライ級チャンピオン井上尚弥、IBF世界L・フライ級王者の八重樫東がそれぞれ防衛戦を行う。

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