あす石本康隆vs久我勇作、比嘉大吾は“世界前哨戦”
2017年2月3日 18時46分
2017年2月3日 17時39分
3月2日、両国国技館でWBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介(帝拳)に挑戦する同級9位カルロス・カールソン(メキシコ)が地元ティファナで特訓に明け暮れている。カールソン(22勝13KO1敗)はウィラポン・ナコンルアンプロモーションに挑戦歴があるセルヒオ・ペレスが主宰する「セレナ・ジム」でジムワーク。同時に山中戦に備えて週末から週の半分近くを高地でのフィジカルトレーニングに当てている。
これまでWBCランキングをキープしているものの、強敵との対戦がないカールソンだけに、長期王者に君臨する山中優位は動かないところ。しかし26歳の挑戦者は「可能性はある。私は彼よりも若いし、これまでにない練習を実行している。ノックアウトで勝つ。それしかオプションはない」と強気に言い放つ。
さらに「こんなチャンスは2度来ない。他の上位ランカーがみんなチャンピオンを敬遠しているし、挑戦者決定戦を戦わなくてもいいからね」と東京でも幸運を引き寄せたいと意気込む。
カールソンというラストネームは母がニカラグア人ということに由来する。父はメキシコ人で「中米人同士の混血は闘争心が燃えたぎる」とファイターの気質を強調した。
この日の8ラウンズのスパーリングではS・バンタム級ランカーのエディバルド“インディオ”オルテガ、亀田大毅に勝ったビクトル・ルイスを相手に激しいパンチの応酬を披露。WBCが義務付ける試合1ヵ月前の予備計量のため、足早に地元コミッションへ向かった。
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