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細野悟が判定V3、八重樫は世界再挑戦アピール

2015年8月20日 20時50分

 第55回フェニックスバトルが20日、東京・後楽園ホールで行われ、メインの日本フェザー級タイトルマッチは、王者の細野悟(大橋)が同級11位の大坪タツヤ(T&T)を3-0判定で下し、3度目の防衛に成功した。スコアは99-91×2、99-92。

右を決める細野(右)、試合後は反省の弁が多かった

 最初にOPBFタイトルを獲得し、日本王座に就くこと2度。4度目の世界挑戦を目指す細野に対し、ランカー撃破で即タイトル初挑戦の大坪は得意のカウンター攻撃で金星を狙った。初回は距離を取りながらジャブと右ストレートが効果的。大応援団の後押しもあって大坪が上々のスタートを切った。

 しかし2回以降は細野のプレスが少しずつ効いていく。細野は右アッパー、右フック、左フックをコンパクトに振り、大坪に徐々にダメージを与えていく。ロープを背負う場面の多い大坪は時折カウンターをヒットさせるが、戦況は徐々に苦しくなっていった。5回の採点は49-46×2、50-46で細野。

 優勢に試合を進める細野だが、フィニッシュにはてこずった。7回にボディ攻撃を効かせて大坪をダウン寸前に追い込んだものの、ここをしのがれると最後までダウンは奪えずじまい。判定勝ちとなった。WBA4位など世界4団体でランク入りする細野は4度目の世界挑戦を強くアピールできなかった。28勝20KO2敗1分。大坪は8勝3KO7敗1分。

鮮やかなノックアウトを披露した八重樫

◇フライ級10回戦
八重樫東(大橋)[KO3回1分10秒]サイド・サイド(インドネシア)
 WBO・L・フライ級3位につける八重樫はプレスをかけながら上下に打ち分け、守備重視のサイドを追い込んでいった。3回、攻撃に転じようとしたサイドに八重樫の右カウンターがきれいに炸裂。倒れたサイドは立ち上がれなかった。八重樫は22勝12KO5敗。大橋会長によれば、次はL・フライ級で世界挑戦を目指すという。サイドは10勝4KO4敗1分。

◇54.0キロ8回戦
松本亮(大橋)[KO5回1分24秒]ルイス・マイ(メキシコ)
 世界4団体でランク入りする前OPBF王者の松本がWBCバンタム級10位のマイを迎えた。長身の松本は初回からジャブ、右ストレートでマイの侵入を阻む。マイは強引に前に出ようとしたが、松本がボディ攻撃も交えて終始優勢。松本のKO勝利が見えてきた5回、前に出たマイが右手首を痛めて戦意喪失。主審は続行を促したが応じなかったため、10カウントを数え上げた。松本は15勝13KOと無敗をキープ。昨年12月の久保隼(真正)戦に続き日本で連敗のマイは右手首骨折の疑い。戦績は17勝7KO9敗1分。

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