V12戦の山中慎介「パンチが1点にまとまっている」
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ウォズジムの大森昌治会長は22日、所属のWBO世界バンタム級7位の大森将平(24)が4月23日、エディオンアリーナ大阪でWBO同級王者マーロン・タパレス(24=フィリピン)に挑戦すると発表した。大森は昨年の大みそかに予定していたIBF同級の世界戦が王者のけがで中止。2年前に唯一の黒星を喫した相手とのリベンジマッチで京都のジムから初の世界王者を目指す。大森は18勝13KO1敗。
南京都高校(現京都廣学館高校)から2011年にプロデビューした大森は15年4月に日本バンタム級王座を獲得。初防衛の後、タイトルを返上。同年12月、京都でタパレスとWBOバンタム級挑戦者決定戦を戦ったが、1回に3度のダウンを喫し、2回に右フックを決められて無念のTKO負け、デビューからの連勝は15でストップした。
その後、再起して連続KO勝ちで勢いをつけて、昨年12月31日にIBF世界バンタム級王者、リー・ハスキンス(英国)への挑戦が決まっていた。ところが、王者がケガを理由に試合をキャンセル、大森の世界初挑戦は幻となっていた。
大みそかのノンタイトル戦は必殺の右アッパーでTKO勝ちした大森は「世界戦が中止となり、体調も崩して、モチベーションが下がった。勝てば世界はあると信じていたので、大みそかの試合はいい勝ち方ができた。世界戦の相手は唯一負けた強い怖いタパレス。恐怖心がないというのはうそになる。恐怖心を打ち破っていかに戦うことができるかがカギで、攻撃と防御を連携させた戦い方をして、初挑戦で世界のベルトを獲ります」と力強く話した。
大森会長によると、大森は27日から沖縄で1週間のキャンプ。下半身を徹底的に鍛えるそうで、バランスを向上させる船上トレにも取り組む。3月21日からはフィリピンから呼び寄せた3人のパートナーと150ラウンドのスパーリングを行う予定。変則な角度から左を打ち込んでくるタパレスを想定して、パートナー2人と同時に戦う「忍者トレーニング」も実施するという。
サウスポーのタパレスは29勝12KO2敗。昨年7月にプンルアン・ソーシンユー(タイ)を11回KOで破って世界王者になった。WBO世界S・フライ級王者、井上尚弥(大橋)の弟拓真(大橋)との世界戦が12月に予定されていたが、拓真の拳の負傷で中止となっており、今回が初防衛戦。
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