2017年2月23日木曜日

V12戦の山中慎介「パンチが1点にまとまっている」

 12度目の防衛戦まであと1週間に迫ったWBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介(帝拳)が23日、都内のジムで練習を公開した。山中は3月2日、挑戦者6位のカルロス・カールソン(メキシコ)と対戦する。

 これまでのキャリアでメキシカンとは世界戦3試合を含む4試合で対戦し、そのすべてにKO勝ちしている山中。その点に話が及ぶと「別に相手が何人とかはそんなに気にしていない」と苦笑いだが、カールソン対策はしっかり練ってきた。

 山中は挑戦者を「1発1発しっかり振ってくるイメージ。特に左アッパーや左フックを振ってくる」と分析。その左で決定的なパンチをもらわないためには、カールソンの右に注意が必要だという。

「カールソンの右というよりは、自分のスタイル的にもらいやすいのが右なので、そこを外せば返しの左ももらわない」。V10戦でリボリオ・ソリス(ベネズエラ)に奪われたダウンは右、V11戦でもアンセルモ・モレノ(パナマ)の右でダウンを喫しているだけに、まずは右をもらわないポジション、動きを徹底的に練習した。

 もちろん伝家の宝刀“神の左”に磨きをかけることも忘れなかった。恒例の沖縄キャンプでは、34歳にしてクロスカントリーや長距離走のタイムが上がった。強靭な下半身が出来上がり「合宿から帰ってきたらパンチの威力が増していた」とは大和心トレーナー。山中本人も「パンチが1点にまとまっている感じがある」と手ごたえを感じている。

 V12は具志堅用高の打ち立てた金字塔V13に王手をかける数字となるが、これはいつも通り「気にしていない」とチャンピオン。まずは目の前のカールソンを抜かりなく料理することに集中した。