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ロマゴン今週末出陣、クアドラスはライバル挑発

2017年3月16日 17時25分

 パウンド・フォー・パウンド1位にランクされるWBC世界S・フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳)が18日(日本時間19日)、米ニューヨークのマジソン・クスエア・ガーデンで指名挑戦者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)と初防衛戦を行う。

SF級で真価の問われるロマゴン(左)と元王者シーサケット

 海外メディアの関心は、シーサケット戦を飛び越えて、ゴンサレスが昨年9月に対戦して判定勝ちした前王者カルロス・クアドラス(メキシコ=帝拳)との再戦に向けられているが、かつてクアドラスと対戦し、8回負傷判定でベルトを奪われたシーサケットのモチベーションは高い。

「私はクアドラスを傷つけることができたが、ゴンサレスはクアドラスに対してそれができなかった。クアドラスは私を傷つけることができず、ゴンサレスのことは傷つけた。私はゴンサレスに勝てると信じている。彼はS・フライ級では特別ではない」

 一方、ゴンサレスとダイレクトリマッチを望みながら、ゴンサレスがシーサケットと対戦するため、これを「逃げた」ととらえるクアドラスは「ゴンサレスは私を恐れている。彼がバンタム級で戦いたいというならそれでもいい」とロマゴンを挑発。クアドラスは同じリングで、井上尚弥(大橋)に敗れたダビド・カルモナ(メキシコ)と対戦する。

 周囲の騒がしさをよそに、ゴンサレスは「クアドラスとの試合は偉大で、多くのことを学ぶことができた。今回のファンの前で素晴らしい試合をして、最終的に私の手が上がるよう全力を尽くしたい」とコメント。S・フライ級初防衛戦となるゴンサレスがどれだけ階級にアジャストしたかも注目だ。Photo/BoxingScene.com

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