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久保隼を迎え撃つ王者セルメニョ、カウンターに自信

2017年4月5日 18時09分

 WBA世界Sバンタム級タイトルマッチ(9日・エディオンアリーナ大阪)で同級8位、久保隼(26=真正)の挑戦を受けるチャンピオンのネオマール・セルメニョ(37=ベネズエラ)が5日、神戸市の真正ジムで練習を公開した。24勝14KO5敗1分1効試合と豊富なキャリアの持ち主は、ミット打ちなど軽めに体を動かすだけだったが、接近戦での手数の多さを印象付けた。

敵地での試合に慣れているセルメニョは余裕あり

 セルメニョは昨年6月、中国でタイトルを獲得して以来、防衛戦2試合を中国で戦っており、アウェーには慣れている様子。「200ラウンドのスパーリングなど、タフな練習は本拠地のパナマで積んできた。気候と時差に慣れるために早めに日本に来た。体調はまったく問題ない」と落ち着いた受け答え。

 久保については「いい記録(11勝8KO無敗)を持つ、力強いボクサーだ」とリップサービスしたうえで、「サウスポーは何度も対戦しているし、問題ない。当日はスペクタルな試合になると思うが、久保選手が出てくるところに合わせてパンチを打つ。久保選手以上に練習を積んできたので、ベルトは必ずパナマに持って帰りたい。そして再び日本で試合をしたい」と3度目の防衛成功を誓った。

 1984年に大阪で渡辺二郎(大阪帝拳)が持つWBA世界J・バンタム級王座に挑戦、15回TKO負けした経歴を持つトレーナーのセルソ・チャベス氏(57)は「日本は熱狂的なボクシングファンが多く、ライバルでも応援してくれる。久保は左右スイッチしてガツガツ来るので、そこはセルメニョがうまくさばくだろう」とコメント。久保はスイッチをする選手ではなく、どのような意図で発言したかは不明だ。

「体重はまったく問題ない」とセルメニョは話したが、上下のナイロンウェアを着込んでの練習で、うがいしただけで水も飲んでおらず、まだ絞り切っていないようだった。

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