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好川菜々が7回負傷判定負け、WBO女子F級王座陥落

2017年4月29日 19時03分

 WBO世界女子フライ級タイトルマッチ10回戦は29日、大阪府堺市のビッグアイ国際障害者交流センターで行われ、王者の好川菜々(38=堺東ミツキ)は挑戦者1位モンセラット・アラルコン(23=メキシコ)に7回4秒負傷判定負け。昨年10月の王座決定戦で獲得したタイトルの初防衛に失敗した。スコアは70-62、69-63、68-64。

好川に右を打ち込むアラルコン(右)

 身長で12センチ上回る好川はジャブを突き、距離を取って戦おうとしたが、挑戦者がこれを許さなかった。初回、アラルコンが接近して右のオーバーハンドを打ち下ろすと、これがアゴにクリーンヒット。好川はいきなりダウンを喫する厳しいスタートを強いられた。

 その後、好川は何とか立て直そうとするが、アラルコンのプレスが強く、思うようなボクシングができない。4回にも右フックをもらい、2度目のダウンを喫した。

 好川がペースをつかめないまま迎えた6回、偶然のバッティングでアラルコンが左目尻を大きくカット。7回開始と同時にドクターチェックが入り、試合続行不可能と判断された。

 試合後、新王者をたたえた好川は「落ち着いて試合に臨めましたが、相手の勢いに負けてしまった。6回に相手の目が切れて、ここから鬼になろうと思っていたけど、試合が終わってしまった」とコメント。戦績は8勝4KO2敗。今後についてはスタッフと相談するという。

 これまでミニマム級を主戦場とし、世界初挑戦でベルト獲得のアラルコンは「(1ラウンドに奪ったダウンは)手ごたえがあった。背の高い相手なので、中に入って打ち込むことを考えて、それがうまく決まった」と満面の笑みだった。戦績は10勝(1KO)4敗2分。

◇フェザー級8回戦
河村真吾(堺東ミツキ)[KO1回2分25秒]チベット・カンガンディー(タイ)

◇59.5キロ8回戦
脇田将士(堺東ミツキ)[KO5回1分51秒]岡島広和(ロマンサジャパン)

◇S・バンタム級8回戦
入口裕貴(エスペランサ)[3-0(78-74、80-74、79-75)]此村勇(堺東ミツキ)

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