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ジャンボおだOPBF王座獲得ならず、向井寛史は再起

2017年7月30日 17時49分

  六島ジム主催のトリプルOPBFタイトルマッチが30日、大阪・住吉区民センターで開催され、先陣を切って行われたS・ウェルター級戦は、王者のラーチャシー・シットサイトーン(タイ)が挑戦者8位のジャンボおだ信長本屋ペタジーニ(六島)に11回1分42秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

ラーチャシーは右を再三おだに決めた

 タイトル初挑戦のおだは、長身を生かし、距離を取りながらボディを攻めてラーチャシーを攻略しようと試みた。しかし、4月に大石豊(井岡弘樹)を病院送りにして王座を獲得したチャンピオンは、右フックを荒っぽく振りまわしておだに襲い掛かる。おだは王者の圧力に早くも押し込まれ、4回終了時の採点は、ジャッジ2人が40-36、39-37で王者を支持。もう一人が38-38とつけた。

 ここからおだの追い上げが期待されたが、ラーチャシーはおだの打ち終わりに思い切り右を合わせたかと思えば、ジャブをついて距離を取るなど自在なボクシングで、完全にペースを掌握。8回終了時には79-72、78-74×2とさらにリードを広げた。

最後はおだ陣営がタオル投入

 終盤は一方的な展開となり、おだ陣営は11回、立っているのもやっとになったおだをタオル投入で救った。ラーチャシーは9勝7KO3敗。おだは10勝8KO5敗。

 前座では世界挑戦経験もある日本S・フライ級7位の向井寛史(六島)がバンタム級8回戦に登場。サトーペット・サイトーンジム(タイ)に5回2分6秒KO勝ちし、3月に香港でレックス・ツォ(香)に敗れ、WBOアジアパシフィック王座を失ってからの再起に成功した。ミニマム級8回戦は、日本同級4位の谷口将隆(ワタナベ)がナーヨレック・シットサイトーン(タイ)に1回2分5秒TKO勝ちした。

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