亀海喜寛コット対策真っ最中、大一番まで1か月切る
2017年7月31日 22時12分
2017年7月31日 20時13分
WBA世界S・バンタム級チャンピオン久保隼とWBO世界ミニマム級1位山中竜也(ともに真正)が31日、神戸市内のジムで練習を公開した。いずれも次戦で世界タイトルマッチを控えている。
久保は2位ローマンとのV1戦に向け順調
9月3日に島津アリーナ京都で2位挑戦者ダニエル・ローマン(米)を迎えて初防衛戦に臨む久保は「自分のボクシングを貫き通して、そのうえで新しい発見があればいい」とチャンピオンになっても殊勝な心掛け。淡路島で行った走り込み合宿の疲れが残っているとはいうものの、テイル渥美(渥美)らとの6ラウンドのスパーリングではまずまずの動きだった。
その後も山下正人会長とのミット打ち、サンドバッグ打ちをこなした久保。「今しか経験できないこと、それを経験し続けられるよう、勝ち続けられたらいいと思います」と打倒ローマンに向けて一生懸命だ。
8.27世界初挑戦の山中竜也、打倒福原に向けて順調
この久保に勝ってバトンを渡すつもりなのが、後輩の山中である。こちらは8月27日に熊本県芦北町でチャンピオン福原辰弥(本田F)にアタック。世界初挑戦まで1ヵ月をきったが、調整は順調な様子。「気持ちを見せるような戦いをする」と張り切っている。
福原はサウスポーのファイター型。「チャンピオンでも前に来る」というのが山中の見立てで、勝負所での打ち合いも想定しているようだ。フィリピン人選手とのスパーリングでは、軽快な動きの一方で、体幹を生かして繰り出す左右パンチも威力と鋭さは十分。仕上がりのよさをうかがわせた。「一度目で獲って、必ず久保さんにつなげます」と必勝を誓った。
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