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太尊康輝がOPBFミドル級V2、細川貴之は引退式

2017年7月30日 20時12分

 大阪の住吉区民センターで行われたトリプルOPBFタイトルマッチのメインイベントは、ミドル級王者の太尊康輝(六島)が挑戦者9位のロックハート・ブランドン(森岡)に3-0判定勝ちで、2度目の防衛に成功した。スコアは115-111、117-109、119-109。

左ストレートを打ち込む太尊

 長身サウスポーの強打者、太尊はいつも通り右で様子をうかがいながら左ストレートを狙うボクシング。こちらも強打が自慢のロックハートは太尊を警戒してか、左に回ってまずはディフェンスを意識したボクシングを展開した。

4回に太尊の左ボディブローが炸裂

 圧力をかける太尊は4回、左ボディブローを決めて、挑戦者をキャンバスへ。ここはロックハートが立ち上がったが、ノックアウトへの期待が一気に高まった。

4回にボディブローを食らったロックハートがダウン

 しかしその後は、太尊も思うように手数が伸びず、詰め切れないまま試合は終盤へ。ロックハートも勝負をかけることができず、王者の大差判定勝ちとなった。

「長い試合になってしまった」と語った太尊は、その理由を「相手にパワーがあり、勝ちに徹してしまった」と語った。ハードパンチャーのロックハートがあまり前に出てこなかったのも計算外だったようだ。戦績は13勝11KO2敗2分。米国出身のブランドンはタイトル初挑戦失敗。8勝7KO6敗1分。

引退スパーリングを行った元王者の細川(左)

細川は鈴木哲也と引退スパーリング

 また、イベントでは元S・ウェルター級の日本、OPBF王者、細川貴之(六島)の引退式が行われた。同門の先輩で元日本、OPBFミドル級王者、鈴木哲也と記念スパーリングのあとテンゴングを聞いた。

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