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亀海喜寛コット対策真っ最中、大一番まで1か月切る

2017年7月31日 22時12分

 8月26日(日本時間27日)米ロサンゼルス近郊カーソンのスタブハブ・センターで、4階級制覇の世界的スター、ミゲール・コット(プエルトリコ)とWBO世界S・ウェルター級王座決定戦を争う同級6位の亀海喜寛(帝拳)が、コット攻略に向けて順調にトレーニングに励んでいる。

田中トレーナーとコット対策を進める亀海

 亀海にとって初の世界タイトルマッチまで残り1か月を切った。31日の練習ではスパーリングを行わなかったが、これはもちろん予定通り。この日はボディプロテクターをつけてメディスンボールを持った田中繊大トレーナーを追いかけまわしてパンチを打ち込むなど、どの練習でも手数の多さが目を引いた。

 亀海がここ数年意識しているのが攻撃のテンポの速さだ。相手に圧力をかけ、ハイペース、ハイテンポで自らの世界に引きずり込む。パートナーを務めるWBCラテン王者グスタボ・ガリバイ(メキシコ)、元OPBF王者のチャールズ・ベラミー(八王子中屋)に「短い3、4ラウンドでいいからハイペースでやり合ってほしい」と注文をつけているほどだ。

テンポの速さがコット攻略のカギ

 注目の一戦は、亀海が圧力をかけ、コットが足を使いながらカウンターを狙うなどクレバーに戦う─という構図が予想される一つのパターンだ。亀海は「さばかれることはないと思っている。彼はここまでプレッシャーの強い選手と戦ったことはない」と断言。その上で「攻防ができる距離までいって、そこからが勝負」と見る。

 コンビネーションが速く、ディフェンス技術にも長けたコット攻略に向けてもテンポの速さは大きなポイントになると予想。世界を驚かすために、あと1か月弱でコット対策を完璧にするつもりだ。

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