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小関桃が女子2階級制覇、黒木優子はV6ならず

2017年12月17日 20時04分

 17日福岡市の九電記念体育館で行われたWBC女子世界ミニ・フライ級タイトルマッチは、挑戦者でWBC女子アトム級V17王者の小関桃(青木)がチャンピオン黒木優子(YuKOフィットネス)に10回3-0の判定勝ち。黒木のV6を阻止し、2階級チャンピオンに輝いた。

ベテラン小関(右)は黒木の左を封じた

 注目の女子チャンピオン対決は、立ち上がりから小関ペース。右ガードをしっかりと固めて圧力をかけ、繰り出す左ストレートがたびたび黒木をとらえた。

 硬さをうかがわせる地元の黒木は小関を止めようとこちらも右ジャブから左ストレートを打ち込んだが、この日のために対策を練った小関の右ブロックに拒まれる。

 4回、7回終了後に発表される途中採点はともに小関の優勢。35歳のベテランは試合が終盤になっても動きが落ちず、また接近戦でも若い黒木を翻ろうするかのように右アッパー、ボディーブローを器用に打ち込んだ。

 黒木は逆転を狙って最後まであきらめなかったものの、フルラウンドの戦いの末に発表されたスコアは97-93、98-92、96-94で小関。文句なしの勝利だった。

「この試合のために1年間かけてきた」と小関

「敵地(福岡)でチャンピオンの黒木選手に勝つこと。この試合のためだけに1年間頑張ってきた」と勝者小関は喜んだ。それだけに今後についてはまだ何も考えられないというが、有吉将之会長は「どちらのベルトを保持するかは、近いうちにはっきりさせないといけない」と語っていた。

◇日本女子アトム級初代王座決定6回戦
葉月さな(YuKOフィットネス)[引き分け]鈴木菜々江(シュウ)

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