現地時間21日、メキシコのメキシコシティにあるアレナ・シウダ・デ・メヒコにてメキシコのサンフェル・プロモーションと『IBA PRO』による共同興行が開催、メインイベントのバンタム級10回戦は前IBFフライ級王者のアンヘル・アヤラ(メキシコ/116ポンド)が世界挑戦経験を持つジェイソン・ママ(フィリピン/117ポンド)に5ラウンド51秒KO勝ちした。

IBA(国際ボクシング協会/International Boxing Association)はロシアに本拠を置くアマチュア統括団体。近年、不透明な組織運営や審判の不正問題などをIOC(国際オリンピック委員会)に指摘されたものの改善されず、除名処分となった。そのIBAが独自にプロ化を図り、運営しているのが『IBA PRO』。新しい統括団体とはみなされず、「IBA PROの興行はアマチュア試合の延長であり、プロの公式戦とは異なる」として認可しないローカルコミッションも出ているのが現状である。
やや身体に締まりのないママに対し、アヤラは初回1分過ぎにスイッチ。その後も時折アヤラはサウスポーになるもののバランスがいいとは言えず、あまり巧さを感じさせない。しかし得意の長いジャブを軸にママにプレスを掛けていく。
ママも2ラウンドに右ボディーを返すが、4ラウンドあたりから早くも手数が減り、アヤラの打ち終わりにパンチを合わせる省エネボクシングになった。
迎えた5ラウンド、アヤラがママをロープ際に押し込み、右フックを上へ、そして左ボディーフックを打ち込むと、ママがその場に座り込みダウン、10カウントを聞いている。4月の高見亨介(帝拳)戦が流れたことで昨年3月の矢吹正道(緑)戦以来の再起戦を白星で飾った26歳のアヤラは19勝9KO1敗。29歳のママは21勝10KO4敗1分。ここ5戦を1勝3敗1分と低迷中だ。


