田口良一がWBA・IBF統一、メリンドに3-0判定
2017年12月31日 22時33分
2017年12月31日 21時12分
大田区総合体育館のセミ、WBO世界フライ級タイトルマッチは、王者の木村翔(青木)が挑戦者1位の五十嵐俊幸(帝拳)に9回2分34秒TKO勝ち。初防衛に成功した。
7月に上海で中国のスター、ゾウ・シミン(中)を相手にアップセットを完遂した木村。対角コーナーには元WBC王者のサウスポー五十嵐が4年8か月ぶりの王座復帰をかけて立った。
五十嵐がアウトボクシング、木村がそれを追いかけるという予想通りの立ち上がり。五十嵐はジャブをつきながら、サイドに動き、木村は左右のフックを振り回していく。木村は空振りをしてもまったく迷いがなく、勢いを感じさせる。初回終盤、左フックが五十嵐の顔面をとらえた。
五十嵐はもっと徹底して動くかと思われたが、2回には早くも木村の攻撃をガードの上から浴び、3回にはパンチで左目上部をカット。木村は右のショートストレートが有効。コンビネーションにうまくストレート系を入れて、五十嵐を攻略していく。4回に入ると、五十嵐の動きがめっきり落ちてきた。
こうなると試合は完全に木村ペース。5回からはボディ攻撃もよく出るようになり、五十嵐はますます苦しい。ガードを上げて打ち合いに活路を見出そうとするがうまくいかず、状況を打開するすべが見つかれなかった。
優勢の木村は8回、左フックをカウンターで決め、五十嵐が大きく後退。五十嵐は9回、最後の力を振り絞って勝負に出ようとしたが勢いは出ず、逆に木村の右を食らってコーナーへ。木村がラッシュしたところで主審が五十嵐を救った。
「自分が試される試合だと思った」という29歳の木村(16勝9KO1敗2分)は快勝にも引き締まった表情。33歳の五十嵐(23勝12KO3敗3分)は王座返り咲きならず。試合後に引退を表明した。8回までのスコアは80-72、79-73×2でいずれも木村。
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