リゴンドウからダウン奪った男 天笠尚が引退式
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OPBFフェザー級タイトルマッチが26日、後楽園ホール「第63回フェニックスバトル」のメインで行われ、ロンドン五輪銅メダリストで王者の清水聡(大橋)が挑戦者11位グォン・ギョンミン(韓国)に8回1分6秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。試合の模様は4月1日深夜25時59分からフジテレビで放送される。
WBC9位、IBF10位にランクされる長身サウスポーの清水はスタートからジャブを突き、左ストレート、ボディ打ちにつなげると、腹が効いた様子のグォンは早くも後退。清水は次々に強打を打ち込み、グォンは防戦一方だ。
清水は2回以降も攻めた。右アッパーも織り交ぜて、サンドバッグのごとくグォンに左右のパンチを打ち込む。4回終了時の採点は3者ともフルマークで清水だった。
グォンはタフ。かなりパンチを被弾しているのに、5回には前に出て連打で攻め、観客を驚かせる。清水にとっては一方的なのに倒せないという嫌なムードが漂い始めた6回、終了間際に左ストレートを決め、ついにグォンをキャンバスに転がした。
ここでもグォンは粘ったが、8回に清水が左ストレートを打ち込むと大きくグラリ。追撃でコーナーに沈み、主審が試合を止めた。
清水はデビューから6連続KO勝利をマーク。試合内容には納得いかないようだったが、気を取り直し「今日はいいパンチで当たってダウンもとれた。ダイヤモンドレフトは出たのかな」と自らに言い聞かせた。タフネスぶりは立派だったグォンは6勝3KO4敗。
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