ロサレス「比嘉は小さくて細い」王者の減量苦を指摘
2018年4月12日 15時28分
2018年4月12日 14時47分
5月5日、薬物問題で出場を辞退したカネロ・アルバレス(メキシコ)に代わる相手と防衛戦を予定するミドル級3冠統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)だが、11日(日本時間12日)現在、対戦相手は決まっていない。
同日、ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)が傘下の選手で対戦候補だったゲーリー・オサリバン(アイルランド)が辞退したことを発表した。GBPのエリック・ゴメス社長は「準備期間が短く報酬が少ない」と理由を明かした。WBCの地域タイトルを保持するオサリバンは、WBCが推していた。
代わってS・ウェルター級で2度世界戦を経験しているバネス・マルティロスヤン(アルメニア=米、WBC・S・ウェルター級1位)の名前が浮上。アルメニア出身で米国代表としてアテネ五輪に出場したマルティロスヤンはロサンゼルスが地元。
試合がラスベガスから同地近郊カーソンのスタブハブ・センターにシフトされることが濃厚だけに「私にはファンベースがある。メキシカンも応援してくれるから私が最良の相手だ」とアピールする。
一方で試合まで1ヵ月を切ったことでゴロフキン戦はキャンセルされるという噂も飛び交う。しかし彼のトム・ルーファー・プロモーターは「我々は5月5日の試合開催に努力している」と噂を否定。対戦者選びに尽力する姿勢を強調する。
また候補者の一人セルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ)を指名挑戦者に据えるIBFはゴロフキン陣営に指名試合を強要。もし交渉が成立しなければ王座はく奪をほのめかす。その場合はデレフヤンチェンコとS・ウェルター級王者からミドル級に進出したデメトゥリアス・アンドラーデ(米)で王座決定戦という段取りになっているという。
プロモーター、タイトル認定団体の思惑も絡み、試合実現まで予断を許さない状況となってきた。Photo/SUMIO YAMADA
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