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辰吉が7.27第9戦、元世界王者の六車ヘッドが指導

2018年6月21日 1時30分

 大阪帝拳の吉井寛会長は20日、元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(48)の次男、寿以輝(21)が7月27日(金)、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で、インドネシア・フェザー級王者、ノルディ・マナカネ(34)とプロ9戦目となるS・バンタム級10回戦を行うと発表した。

新たにタッグを組んだ辰吉(右)と六車HC

 また、OBの元WBA世界バンタム級王者、六車卓也さん(57)がジムのへッドコーチに就任、辰吉の指導に当たることも明らかにした。

 マナカネは32勝18KO24敗2分のベテラン。吉井会長は「日本ランカー、OPBFランカーを探したが、辰吉の相手になってくれる選手は見つからなかった。4月に8戦目を行って、間隔は短いが、辰吉を早くランカーにするためには試合を重ねて、キャリアを積ませたい」とマッチメークの経緯を説明した。

 六車ヘッドから指導を受ける辰吉は「世界を獲った人の言うことは間違いない」と絶対の信頼を口にした。芦屋大でアマ選手を指導した経験を持つ六車ヘッドは辰吉について「パンチがあり好戦的。見て面白い選手」と評した。

 しかし、「まだまだ試合になると力んでしまうので、コンビネーションの中で打つパンチに強弱をつけさせたい。足に体重を乗せるウエートシフトをマスターしていけば、軽く打っても強いパンチを放つことができる」と辰吉育成方針の一端を話した。

 エンドレスファイターの異名を持った六車ヘッドの指導で辰吉が変身を図っていきそうだ。

 セミのS・フェザー級8回戦に日本同級7位、坂晃典(仲里)がインドネシア選手と対戦、ジム所属の堤本京介、銀次郎兄弟もインドネシア選手と対戦するカードが組まれている。

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