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プロ6戦目の三代大訓 2-1判定でOPBF王座獲得

2018年6月20日 20時58分

 OPBF・S・フェザー級タイトルマッチが20日、東京・ディファ有明「DANGAN213」のメインイベントで行われ、挑戦者11位の三代大訓(ワタナベ)は王者カルロ・マガレ(比)に2-1判定勝ちで新チャンピオンとなった。スコアは115-113×2で三代、もう一人が115-113でマガレだった。

三代(右)はマガレとの接戦に競り勝った

 1月の初防衛戦で小谷将寿(平仲BS)を10回TKOで退けたマガレにデビューから5連勝(2KO)をマークしている三代が挑んだ。

 体格で大きく上回る三代に対し、背の低いマガレは前に出て左右のフックを打ち込む。まめに放つジャブがやっかいだ。三代はマガレの攻撃をカバーリングで防ぎながら、右ストレート、右アッパーを打ち込んでいった。狙いすぎなのか、手数は少ない。4回終了時の採点は38-38×3とイーブンだった。

 マガレは5回、攻撃のピッチを上げると、右さらに左ボディが三代にヒット。これでダメージを負った三代は後退を続けた。マガレは追いかけたが捕まえきれず、打ち疲れたようにも見えた。

 このピンチをしのいだ三代はマガレのアタックをガードと足で防ぎながら、右を軸に盛り返した。ジャブも機能し始め、中盤は三代がポイントを獲得。8回終了時の採点は77-75×2、76-76で三代がリードした。

 終盤は王者が逆転を狙って攻めたが、山場を作ることができない。三代は不用意なパンチをもらわないよう細心の注意を払い、判定勝利をものにした。三代は6勝2KO無敗。今後は日本タイトルも視野に入れているという。マガレは23勝12KO10敗3分。

三代の話「5ラウンドに効いてしまってあきらめようかと思ったけど、応援があったのであきらめられないと思った。アマチュア時代にタイトルを獲ったことがないのに、井上トレーナーがスカウトしてくれた。あしたは井上トレーナーの誕生日。勝ててよかった。もっと努力してみんなに認められるチャンピオンになりたい」

再起戦で技術の違いを見せつけた長嶺(左)

◇フライ級8回戦
長嶺克則(マナベ)[TKO7回2分45秒]ゾン・ユイジェ(中国)

 日本フライ級5位の長嶺は3月、日本王者の黒田雅之(川崎新田)に敗れて以来のリング。ガードを固めてボディにパンチを集めるゾンに対し、サイドに回りながらカウンターの右、ボディブローを打ち込んでいった。技術で圧倒する長嶺はコツコツと面白いようにパンチを当てて中盤以上はワンサイド。7回に主審が試合を止めた。戦績は15勝11KO2敗1分。ストップの瞬間まで手を出し続けたゾンは11勝6KO8敗1分。

仲里は無念の初回負傷引き分け

◇S・フェザー級8回戦
仲里周磨(ナカザト)[負傷引き分け1回2分30秒]ベルゲル・プトン(比)

 仲里は初回に右を浴び、ダメージを感じさせる不安定な立ち上がり。その後、強烈な左のダブルを披露したが、偶然のバッティングで仲里は左目上部を、プトンが額をカット。これで試合が終了した。元OPBF・S・バンタム級王者の繁会長を父に持つ仲里は7勝6KO1敗2分。唯一の黒星は三代に喫したもの。プトンは17勝8KO10敗1分。

◇フェザー級6回戦
スゥ・シャオタオ(中国)[TKO2回1分39秒]濱田力(本多)

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