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八重樫vs向井 あすS・フライ級注目サバイバル戦

2018年8月16日 15時02分

 あす17日後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル」の計量が16日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインのS・フライ級10回戦に出場する世界3階級制覇の八重樫東(大橋)は51.9キロ、元WBOアジアパシフィック同級王者の向井寛史(六島)がリミットの52.1キロをマークした。

八重樫(左)と向井、身長は向井が大きく上回る

 ミニマム級、フライ級、L・フライ級に続き国内史上初となる4階級制覇を目指す八重樫がS・フライ級2試合目を迎えた。前回は外国人選手が相手のいわば調整試合だったが、今回は2度の世界挑戦経験のある向井が相手。クラスを上げたベテランにとってS・フライ級のテストマッチと言えるだろう。

八重樫「ふたを開けてみないとわからない」

 八重樫は「ふたを開けてみないとわからない」と慎重に言葉を選びつつ「すごく面白い試合になると思う」とキャリアのある向井との日本人対決を大歓迎。得意の打撃戦に打って出るのか、出入りのスピードでポイントを重ねるのか、「感じたまま戦いたい」という35歳の出方に注目だ。

 一方の32歳、サウスポーの向井は「まさかやれるとは思っていなかった。八重樫さんのような名前のある選手とやれるのは大きなチャンス」とモチベーションは最高潮だ。

 2011年12月にWBCフライ級王者ポンサクレック、13年11月にWBC・S・フライ級王者シーサケットに挑んで敗退。3度目を目指すなら「ここで名前をあげられないようじゃ、世界とか言っていられない」とこの一戦に必勝を期す。

向井「ここで名前をあげられないようじゃ世界はない」

 八重樫の踏み込みと回転の速さを警戒しつつ「自分は5敗のうち4敗がKO負け。相手は間違いなく中に入ってくるだろうけど、そうはさせないつもり」と距離を取りながらペースをつかむ考え。八重樫撃破で一気に世界タイトルマッチ戦線に踊りでるつもりだ。

 八重樫の戦績は26勝14KO6敗。L・フライ級でWBA12位、WBO12位、IBF5位にランクされる。向井は16勝6KO5敗3分。ともにベテランだけに、この試合の勝敗がキャリアに大きな影響を及ぼしそうだ。=写真提供:清水博マッチメーカー

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