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前日本王者の麻生興一 再起戦は負傷判定勝ち

2018年11月9日 21時59分

「三迫一門会」が9日、後楽園ホールで行われ、メインのS・ライト級8回戦は、前日本同級王者で現日本4位の麻生興一(三迫)が元日本ランカーの佐藤矩彰(新日本木村)に6回1分56秒負傷判定勝ちを収めた。

持ち前のプレスで佐藤を追い詰める麻生(左)

 麻生は昨年12月、細川バレンタイン(角海老宝石)に王座を奪われて以来、およそ11ヵ月ぶりのリング。佐藤とは16年10月の最強後楽園ミリオンマッチで対戦予定が、佐藤の計量失格で中止になった経緯があった。

 スタートは佐藤が積極的に仕掛け、動きながら左ストレート、左右のボディで先制。しかし、前に出る圧力が武器の麻生は2回、接近戦で右を決めてダウンを奪うと、さらにペースを上げていった。

 佐藤は苦しみながも勝利への執念を見せ、よく手を出して麻生に少なからずパンチを当てた。しかしタフな麻生に押し込まれ、徐々にダメージを蓄積していく。ボディ攻撃も効いてきた6回、佐藤が3回に偶然のバッティングで負った右目の傷が原因でストップとなった。スコアは59-55、59-54×2。

麻生は2回に佐藤からダウンを奪った

 麻生は23勝15KO8敗1分。細川に負けたあと、ジムに引退を申し出たが、三迫貴志会長に「もう少し考えてみろ」と言われて現役続行を決意。眼筋まひの手術をへて、再起にこぎつけたという。4連敗の佐藤は5勝5敗1分。

◇フェザー級8回戦
三浦仁(三迫)[負傷引き分け3回2分26秒]山口卓也(JBS)

 ともに左を差し合いながら右を狙う立ち上がり。パワーで上回る山口に対し、フェイントを駆使する三浦が左から右を機能させ始めた矢先の3回、2回に続いて偶然のバッティングで三浦が右目じりをカット。試合続行不可能となった。日本S・バンタム級20位にランクされる三浦は10勝1KO3敗1分。山口は11勝9KO12敗1分。

小久保は3回にボディを効かせてダウンをゲット

◇S・フライ級8回戦
小久保聡(三迫)[TKO4回56秒]住友将吾(RK蒲田)

 小柄なサウスポー小久保はガードを固めて前へ。身長で上回る住友は盛んに右の強打を打ち込んだが、小久保は住友の懐に入り込み、ロープに押し込んで左右のボディ打ち。これが効いて住友は3回にダウン。4回にロープ際で小久保がラッシュ、ストップとなった。小久保は6勝1KO8敗3分。住友は6連敗で6勝5KO13敗1分。

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