元王者の瀬藤幹人が引退式、日本2位の垂水TKO勝ち
2018年11月12日 21時11分
2018年11月12日 15時57分
3階級制覇チャンピオンの井岡一翔が12日、都内のフィットネスボクシングKODLABで記者会見を開き、12月31日マカオのウィン・パレスでこちらも3階級制覇王者ドニー・ニエテス(比)とWBO世界S・フライ級王座決定戦を行うを発表した。試合の模様はTBS系列で全国中継される。
昨年大みそかに引退表明、7月に電撃復帰表明、9月に復帰戦勝利で世界ランク入りというプロセスを歩んできた井岡がマカオで世界タイトルに挑むことになった。
会見した井岡は「大みそかは自分にとって特別な日なので、また帰ってこられてうれしい」とコメント。2年ぶり7度目となる大みそかのリングを歓迎した。
井岡の大みそか出場は2年ぶり7度目
勝てば日本人選手初の4階級制覇となる井岡(29歳、23勝13KO1敗)の相手は、同じく4階級制覇を王手をかけているニエテス(36歳、41勝23KO1敗5分)。ピークを越えたとはいえ侮ることにできない実力者で、井岡は「経験があって、頭のいいスマートな選手という印象」とライバルを高く評価した。
井岡は9月、1年5ヵ月ぶりのリングでで世界上位ランカーのマックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)を相手に攻撃的なボクシングを披露して判定勝ちしたが、「ブランクもあって頭は冷静だったけど、体が緊張していると感じた」と満足はしなかった。
それでも海外での初試合、初の長期ブランクを乗り越えた経験は井岡にとってプラスとなったのは間違いないだろう。「期待されているので、いいパフォーマンス、最終的にはKOできるような試合をしたい」と井岡。勝てば本人も「想像していなかった」という4階級制覇が達成される。
なお、WBO・S・フライ級は前王者の井上尚弥(大橋)が今年に入って返上。9月にニエテスとアストン・パリクテ(比)で王座決定戦が行われドロー。ニエテスがパリクテとの直接再戦に難色を示し、WBOは1位ニエテスと3位井岡の王座決定戦を認めた。
公開練習は今月末オープンの“内山ジム”が会場
公開練習が行われた東京・四谷の「ボクシングフィットネスKOBLAB」は元WBA世界S・フェザー級V11王者の内山高志さんが今月末にオープン予定のジム。井岡はこちらのジムでも練習しており、今後は東京か、イスマエル・サラス・トレーナーのいる米ラスベガスのどちらかで調整する予定だ。
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