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S・フライ級王者の奥本貴之は無念のドロー防衛

矢田良太が9回TKOで日本ウェルター級V2
S・フライ級王者の奥本貴之は無念のドロー防衛

2018年12月9日 18時30分

 9日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で日本ウェルター級、S・フライ級のダブルタイトルマッチが行われた。ウェルター級はチャンピオンの矢田良太(グリーンツダ)が挑戦者の同級7位、藤中周作(金子)を9回TKOで下し、2度目の防衛に成功した。

矢田は9回にストップを呼び込んだ

 S・フライ級は奥本貴之(グリーンツダ)がタイトル初挑戦の同級5位、橋詰将義(井岡)と接戦、引き分けで初防衛を果たした。また、日本ユースS・フライ級王座決定戦も行われ、中村祐斗(市野)が那須亮輔(グリーンツダ)に判定勝ちした。

中村祐斗が日本ユースS・フライ級王者に

 ウェルター級の矢田は3回に左フックを決めてダウンを奪った。この後、ラッシュをかけたがパンチが大振りで、フィニッシュを逃した。その後は矢田が強引に出てこなかったため、藤中はダメージを回復、手数で矢田に対抗した。

 しかし、プレスを強めた矢田は8回に右フックなどをヒットして藤中をぐらつかせ、9回に左フックをクリーンヒット、藤中が後退一方となったところで、主審が試合を止めた。

 矢田は「いつも倒してからハラハラさせるので、スッキリと決めたかったが、藤中選手の気持ちが強かった。まだ青いと思います。次はチャンピオンカーニバル。しっかり練習して、もっと強くなります」と語った。

奥本(右)と橋詰はともに決定打が出ずドロー

 S・フライ級の奥本は右ジャブはよく出すものの低い姿勢の橋詰に連打を浴びせられない展開。橋詰も左右のフックで一発を狙うも精度を欠いた。互いに決め手を欠いたままで、終盤は橋詰が追い上げたがものの、三者三様のスコアで奥本が引き分けの初防衛。

 奥本は「リズムに乗れず、パンチをまとめることができなかった」とドロー防衛に渋い顔。橋詰は「勝っていると思った。もし再戦するなら100%勝ちます」とこちらも悔しそうだった。

◇日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦
矢田良太(グリーンツダ)[TKO9回2分37秒]藤中周作(金子)

◇日本S・フライ級タイトルマッチ10回戦
奥本貴之(グリーンツダ)[引き分け1-1(96-95、93-97、95-95)]橋詰将義(井岡)

◇日本ユースS・フライ級王座決定8回戦
中村祐斗(市野)[2-1(78-75、77-75、76-77)]那須亮祐(グリーンツダ)

◇56.5キロ8回戦
下町俊貴(グリーンツダ)[引き分け0-0(76-76×3)]渡辺大介(ワタナベ)

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