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フアレスが「スピード勝負」 拳四朗の牙城に挑む

2018年12月25日 16時11分

 30日のトリプル世界タイトルマッチ(大田区総合体育館)でWBC世界L・フライ級王者、拳四朗(BMB)に挑戦するサウル・フアレス(メキシコ)も25日、帝拳ジムで練習を公開した。

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 元ボクサーでトレーナーの父ラウルさんと来日したフアレス。ボクシング一家に育ち、兄ラウル・フアレスは日本で96年にWBCフライ級王者ユーリ・アルバチャコフ、04年にWBC・S・フライ級王者の川嶋勝重に挑戦していずれも敗れてる。

 フアレスも幼少からボクシングに親しみ、アマチュアでメキシコ王者などを経験してプロ入り。16年8月、WBCミニマム級王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)に敵地で挑戦して敗れているが、「自分の能力を知り、それを生かすことを学んだ」とこの経験を拳四朗戦に生かす考えだ。

 拳四朗については「個人的に対戦したいと思っていた」とかねて標的に掲げていたことを明かし「(警戒すべき点は)距離。スピードを持って戦いたい」と抱負を述べた。

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 身長が153センチと小柄で、こまめに動いて細かいパンチを出し、出入りで勝負するのがフアレスのスタイル。兄からは「継続的に攻撃するように」とアドバイスを受けたという。

 練習を見届けた拳四朗の父、寺地永会長は「映像で見る限り、攻撃よりもディフェンスを重視していた。頭の位置を動かすので、メリンドよりパンチが当たりにくいと思う。相手の足を止めることがいい試合(KO)をするカギ。前回以上にプレッシャーをかけたほうがいいかもしれませんね」とコメント。どこまでもノックアウトでV5戦を飾る決意だった。

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