井岡一翔と対戦のニエテス「私も歴史に名を残す」
2018年12月29日 0時54分
2018年12月28日 16時10分
30日の大田区総合体育館で、WBCバンタム級暫定王座決定戦に出場する井上拓真(大橋)と、WBC世界L・フライ級王座の5度目の防衛戦に臨む拳四朗(BMB)も記者会見して試合への意気込みを語った。
拓真は一度決まった世界戦を自らのけがでキャンセルし、2年の歳月をへて今回のチャンスをつかんだ。「2年で経験値も上がった。この大一番で勝つことが大事。家族の夢をかなえたい」と語る姿は気合十分だ。
世界で“モンスター”の名をとどろかせ現WBAバンタム級王者、兄の尚弥の陰に隠れてきたが、「尚弥だけでなく、拓真もいるんだ、ちうことを全国のみなさんに見せつけたい」とも。「インパクトよりもまずは勝ちに徹底すること」と必勝を誓った。
対戦相手の48戦無敗、ペッチ・CPフレッシュマート(タイ=本名タサーナ・サラパット)は「タイ国民の期待にこたえるためにもがんばる。人生をボクシング、ムエタイにささげてきた。試合では全力を尽くす」と落ち着き払った様子でコメントした。
拳四朗は2年連続で大みそか登場。会見では「(2018年は)もわらずに当てる試合をしているので、今回もそれをやり通して結果KOで今年を締めくくりたい」と最近は恒例となっているKO宣言。
4度の防衛を重ね、L・フライ級では一番の実力者との呼び声も上がる中「来年はビッグマッチもどんどんやていきたい。そのためにもKOで勝って強さを見せつけたい」とさらに評価を上げようとしている。
“ベイビー”のニックネームを持つ挑戦者サウル・フアレス(メキシコ)は「拳四朗はいつも打たせずに打つと言っているが、今回ばかりは私のパンチを受けることになるだろう」と笑顔で宣戦布告した。
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