勅使河原が8回TKO勝ち OPBF・S・バンタム級V1
2019年2月14日 21時24分
2019年2月14日 20時19分
日本L・フライ級王座決定戦が14日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のセミで行われ、同級1位の堀川謙一(三迫)が同2位の戸髙達(レパード玉熊)に8回終了TKO勝ち。およそ3年2ヵ月ぶりに王座に返り咲いた。
WBC同級6位にランクされる堀川は機動力を生かしながら、右アッパー、左ボディと多彩なパンチを繰り出していく。前に出て手を出したい戸髙をボディワーク、ときにクリンチで慎重に封じながら試合を組み立てた。
2回に鼻血を出した戸髙は3回にペースアップ、徐々に圧力と手数を増していったが、5回終了時の採点は、堀川が49-46×2、48-48でリードした。
堀川は後半に入ってもよく動き、戸髙のボディ打ちを浴びる場面もありながら、決定打を防いで右ストレート、右アッパーを単発ながらクリーンヒットしてポイントを集めていった。
何とか追い上げたい戸髙は、堀川の経験とうまさの壁を超えることができない。堀川は8回、左ボディを決めて戸髙の足を止めると、ここから連打で攻め立てる。8回終了後、目を痛めた戸髙陣営が棄権を申し出た。
堀川は39勝13KO15敗1分。勝利の瞬間、涙した堀川は「三迫ジムに恩返しの気持ちでこの間がんばってきた。(相手は)強くてパンチあって、ごまかし、ごかましやって、野次も聞こえたけど、判定でもしっかり勝とうと思った。もうすぐ39歳、先は短いけどまだまだがんばります」とヒーローインタビューで話した。戸髙は9勝3KO3敗4分。
◇51.5キロ8回戦
阪下優友(角海老宝石)[TKO4回1分11秒]中山佳祐(ワタナベ)
前OPBFフライ級王者、現日本同級4位のサウスポー中山はこれが王座陥落後2戦目。中山が上下の左と右ボディで攻め、リーチで上回る日本8位の阪下が右で対抗。2回以降は阪下が前に出て、中山がこれをさばきながら左を打ち込んでいった。
しかし、阪下の圧力が徐々に効いてきて、4回、阪下の右からの連打が決まると中山がグラリ。一気に攻め立てた阪下が中山をリングに転がすと、立ち上がった中山に襲い掛かりストップとなった。喜びを爆発させた阪下は17勝12KO8敗3分。中山は11勝5KO4敗2分。
◇131P8回戦
木村吉光(白井・具志堅S)[KO2回1分17秒]アラン・バレスピン(比)
日本S・フェザー級8位、日本ユース同級王者の木村は足を使いながらジャブ、力強い右につなぐボクシング。比国同級王者のバレスピンは右を狙ったが、2回に木村の左ボディがドンピシャで決まると、悶絶して10カウントを聞いた。木村は11勝6KO1敗。日本で3連敗のバレスピンは12勝9KO4敗。
◇ライト級6回戦
有岡康輔(三迫)[TKO3回1分28秒]レオナルド・ドロニオ(比)
◇61.0キロ6回戦
高畑里望(ドリーム)[TKO5回1分33秒]グスティ・エルニノ(比)
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