田中恒成が大差判定勝ち 田口良一は奮闘及ばず
2019年3月16日 17時09分
2019年3月16日 15時35分
岐阜メモリアルセンターで愛ドームのセミで行われたWBCユース・フライ級タイトルマッチは、チャンピオンの畑中建人(畑中)が挑戦者ソンセン・ポーヤム(タイ)に8回1分44秒TKO勝ち。初防衛に成功した。
ともに中間距離での打ち合いを好み、試合は初回から白熱した。畑中がワンツー、ボディで前に出て、2回に右ストレートをカウンターで決めた。
ポーヤムも左フック、右ストレートで応戦し、連打で攻めて左フックを決めたが、その多くを畑中はブロッキングでやり過ごした。両者ともによく手を出し、4回を終わって40-46×2、39-37で畑中がリードした。
中盤に入ると、畑中はより圧力をかけてタイ人に右ストレート、ボディブローを打ち込んでいった。7回からは完全にワンサイド。畑中は8回にラッシュしてポーヤムをキャンバスに突き落とし、主審が即試合を止めた。
元世界王者の畑中清詞会長を父に持つ畑中は8戦8KO。「KOなんですけど勉強になった試合だった」と畑中。この試合からコンビを組んだ石原英康トレーナーとさらなる高みを目指す。
粘ったものの最後は沈んだポーヤムは6勝1KO2敗。17年12月、日本でダイナミック健次(大鵬)に敗れて以来の敗戦となった。
◇56.0キロ8回戦
水野拓哉(松田)[KO2回2分4秒]ピチェート・チアナーワー(タイ)
水野は圧勝。初回に左ボディでダウンを奪い、2回に右ストレート、左ボディで2度ダウンを加えて10カウントとなった。水野は16勝14KO1敗1分。
◇54.5キロ8回戦
田中裕士(畑中)[引き分け1-0(76-75、76-76×2)]ユ・ヨウグ(中)
2度の日本タイトル挑戦経験がある田中が1年6ヵ月ぶりのリング。ジャブを上下に打ち分け、ワンツーでプレスをかけていったが、2回からジャブの打ち終わりに右をもらうようになり、4回にこれを食らってダウンした。
ここからボディ攻撃を中心に巻き返したが、6回に右アッパーを食らてグラリ。田中は不安定な戦ながら、最後まで攻めて辛うじて引き分けた。田中は21勝14KO2敗4分。観客から拍手を送られたユは5勝2KO1敗3分。
◇125ポンド8回戦
竹嶋宏心(松田)[TKO3回51秒]ワン・ジアン(中)
拓大出身の竹嶋は開始早々に右クロスでダウンを奪う。ここは攻め急いでワンを仕留められなかったが、2回にボディで着実にダメージを与え、3回に右アッパーを決めてラッシュ。ストップ勝ちした。竹嶋はデビューから3連続KO勝ち。ワンは7勝2KO2敗1分。
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