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ボクシング協会ら最高裁へ、袴田さんの再審求める

2019年3月28日 10時37分

 1966年に起きた強盗殺人事件で死刑が確定し、2014年に釈放された元プロボクサーの袴田巌さんを支援する日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会ら支援グループは27日、最高裁判所に裁判をやり直す再審を認めるよう要請した。

ボクシング関係者を先頭に横断幕を掲げて最高裁入り

 ボクシング界からは新田渉世、今岡武雄、本田秀伸の各会長、袴田事件を伝える協会制作の漫画『スプリット・デシジョン』で作画を担当している森重水さんらが参加した。

 静岡地裁は2014年3月、DNA鑑定などをもとに再審開始を決定し、袴田さんは48年ぶりに釈放された。しかし、東京高裁が昨年、逆に再審を認めない決定を出し、弁護団が最高裁に特別抗告している。

 3月27日は袴田さんが5年前に釈放された日にあたり、要請活動はこれに合わせて行われた。3万6000人あまりの署名を提出した支援者は「高裁がDNA鑑定の信用性を否定したのは誤り。最高裁はただちに高裁の決定を取り消すべきだ」と声を上げた。

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