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パッキャオと契約の格闘技RIZIN「参戦ではない」

2019年4月9日 17時43分

 格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」の榊原信行実行委員長は9日、都内で記者会見を開き、ボクシング界のスーパー・スター、現WBA世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)との契約について「ファイト契約ではない」などと説明した。

左からRIZIN.15に出場する大雅、榊原委員長、那須川

 榊原委員長は8日、自身のツイッターでパッキャオとのツーショット写真を公開。「メイウェザーに続きこの男と新たな仕掛けを行います」と投稿すると、国内外のメディアが敏感に反応した。昨年大みそか、フロイド・メイウェザーがRIZINのエキシビションマッチに出場したこともあり、「パッキャオよ、お前もか」ということで騒ぎが大きくなった。

 これには榊原委員長も「思わぬ反響があってびっくりした」と驚きながらも、「(正確には)プロモーションの協力に関する契約」と説明した。具体的には、パッキャオが4月21日、横浜アリーナで行われる「RIZIN.15」に登場してリング上であいさつすること、パッキャオの推薦するフリッツ・ビアグタン(比)が同イベントのエース、那須川天心とキックボクシングで対戦すること─の2つが発表された。

 パッキャオはビデオメッセージの中で「いつかRIZINのリングで戦えたらよいと思っている」と発言。榊原委員長も、日本とフィリピンの選手のトレードなどを通じてパッキャオと信頼関係を築き、いずれ本人の参戦に関しても話し合っていくことを認めた。

 RIZINはメイウェザーとの関係も継続しており、榊原社長はこうしたネットワークを使って「日本の格闘技界だけではできないようなことをやっていきたい」とプロモーターとしての抱負も口にした。

 40歳のパッキャオは今年1月19日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナでエイドリアン・ブローナー(米)を下してWBAウェルター級正規王座の初防衛に成功。次戦はまだ決まっていない。

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