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齊藤裕太が5回TKO勝ち 日本バンタム級王座統一

2019年4月18日 20時23分

 日本バンタム級王座統一戦が18日、後楽園ホール「DANGAN222」で行われ、王者の齊藤裕太(花形)が暫定王者の木村隼人(ワタナベ)に5回2分8秒TKO勝ち。王座を統一すると同時に初防衛を成功させた。

TKOの瞬間、喜びを爆発させる齊藤

 互いにジャブを突き合う立ち上がり。木村が好スタートを切ったかに見えたが、2回に木村が距離を詰めると、齊藤の右ショート、右アッパーがヒットし始め、木村の左目下が大きく腫れた。

 3回も齊藤のパンチを受け、視界のふさがった木村は早くも4回に勝負、打ち合いを挑んで齊藤に激しく迫る。しかし今度は右目も腫れた。

 KO狙いの木村は大きなパンチを懸命に振り回したが、齊藤はこれをブロッキング主体でしのぐと、コツコツとパンチを返して木村にダメージを与える。5回、齊藤が右アッパーを決めて連打したところで青コーナーからタオルが投入された。

勝利後、家族をリングに上げた齊藤、来月には第4子誕生だ

 齊藤は12勝9KO9敗3分。リング上から「山中慎介バンタム級トーナメント」出場を希望し、「世界までいきたい」と雄たけびを上げた。目の下の腫れが誤算だった木村は28勝19KO11敗。

鈴木は日本タイトル前哨戦に勝利

◇54.0キロ8回戦
鈴木悠介(三迫)[KO3回1分4秒]キチャン・キム(インドネシア)
 17年10月以来のリングとなるサウスポー鈴木は、ディフェンシブで頭が低いキムにストレスを露にするシーンもあったが、最後は左アッパーをボディに決めてキムを悶絶させた。

 日本タイトル次期挑戦権を得ている鈴木は「応援してくれる人にベルトを巻いて泣かせいてやりたい」と抱負を述べた。鈴木は10勝7KO3敗。キムは9勝2KO7敗1分。

◇ライト級6回戦
湯場海樹(ワタナベ)[負傷引き分け3回2分44秒]リュヘ(仲)

◇バンタム級6回戦
池上渉(Reason郡山)[TKO3回2分8秒]平野伸(青木)

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