国内に目を向けると今週末は6月1日、後楽園ホールのダイナミックグローブに日本フライ級チャンピオンの中谷潤人（M.T）が登場する。

　デビューから無敗街道をひた走る中谷は2月、望月直樹（横浜光）との王座決定戦を制して日本タイトルを獲得。6月の試合は日本王座の防衛戦となる予定だったが、指名挑戦者中野ウルフ（橋口）のけがでノンタイトル戦に変更。対戦相手はフィリップ・ルイス（比＝11勝4KO6敗1分）となった。

　世界ランキングでWBA15位、WBC3位、IBF12位、WBO4位につける中谷。すでに世界も手の届く位置に来ており、デビューから18連勝13KOの21歳がどのようなパフォーマンスを見せるか注目される。

　前日31日のタイでは元WBOミニマム級王者の福原辰弥（本田フィットネス）がWBC同級王者ワンヘン・ミナヨーティン（タイ）にチャレンジする。

　福原がワンヘンに挑むのは17年11月以来2度目。デビューから52連勝と記録を更新中のワンヘンからベルトを奪うことはできるか。ちなみに今年に入って日本人の世界挑戦は9戦全敗。福原に期待が集まる。