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ミニマム級ホープ 金谷勇利が3連勝 丁野との熱戦に5回負傷判定勝ち

2022年7月15日 22時16分

 15日夜、後楽園ホールの「ゴールデンチャイルド133」のメインはミニマム級8回戦。金谷勇利(金子)と丁野拓海(中日)の一戦は白熱したものの、5回途中で負傷決着となり、そこまでの採点で金谷が勝利した(3-0)。

ストップ直前、攻める金谷(右)

 開始から金谷が小気味よくパンチを繰り出し、右クロスなどを巧打して得点。しかし一昨年の新人王西軍代表の丁野も正面から応戦。金谷のパンチに強気に左フックを合わせてわかせた。

 金谷はそれでも攻めの手を緩めず、ポンポンとパンチをつなげてプレス。ところが2回終了前に丁野が左フックのダブルから放った右がとらえ、金谷ふらりとして金谷ファンは安心できない。このラウンド、金谷と丁野ともに右目上から出血した(金谷の傷はヒッティング、丁野はバッティングによるもの)。

 傷が深いのは丁野のほう。試合はなおもハイテンポなラリーが進行する。互いに打っていくから激しさを増すばかりだが、その中でも金谷はリズムを取りながらより多くパンチをヒット。4回終盤はパンチを放った丁野の体が流れ出した。

 迎えた5回、丁野にこの試合2度目のドクターチェック。続行不可能との判断を飯田レフェリーが下し、試合はストップした。負傷判定タイムは5回35秒。スコアは49-46、49-47、48-47で金谷の勝ちを支持していた。中央大学出身の金谷はこれでプロ3連勝。丁野は7勝5KO2敗となった。

大久は5回TKO勝ち

◇フェザー級6回戦
大久祐哉(金子)[TKO5回20秒]平野和憲(KG大和)
 アマチュア時代は社会人王者という実績を持つ大久のプロ4戦目。相手の平野は一昨年の全日本新人王で確かな右ストレートを持つボクサー型だが、スピードで上回る大久は初回から積極的に出入りして優勢。

 平野は攻め入った大久に時折鋭い右ストレートを当てるものの、大久が接近して放つ左フックには反応できない。2回に早くもフラリとさせられた平野は挽回に逸って前に出て試合が激しさを増したものの、4回終了前にやはり大久の左フックでぐらつく。最後まで平野は大久の左フックに策を打てず、5回早々にまたしても被弾。後退したところを大久が連打し、平野側セコンドが棄権の意思を示した。大久はこれで3勝2KO1分。平野は4勝4KO2敗1分となった。

◇ウェルター級6回戦
小林柾貴(角海老宝石)[判定3-0(58-56×3)]足名優太(金子)
 小林が先手で試合をつくった。足名は3回、その小林の攻めを逆手に取る形でジャブ、右フックを出ばなにヒットし挽回。しかしその後小林も足名に主導権を奪われまいと、ジャブ、右ストレート、左フックなどの重厚な攻撃を再開。

 4回以降は互いに攻守を目まぐるしく入れ替えるシーソーファイトとなった。どちらも最後まで引かず、最終ラウンドも両者力を尽くして手を出し合い、試合終了のゴングが鳴った。好ファイトを制した小林は7勝3KO2敗。奮闘及ばなかった足名は6勝4敗となった。

◇S・フェザー級6回戦
石井龍誠(金子)[KO4回2分17秒]西村直哉(シュウ)

 

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