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18連勝の中谷潤人あすメイン 世界へアピール宣言

2019年5月31日 14時58分

 日本フライ級チャンピオンの中谷潤人(M.T)があす6月1日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ」のメインで、フィリップ・ルイス・クエルド(比)とS・フライ級10回戦を行う。前日計量はともに51.9キロでリミットの52.1キロをクリアした。

世界が見えてきた中谷(右)がクエルドを迎え撃つ

 2月の王座決定戦を制して日本王座に就いた中谷は当初、中野ウルフ(橋口)と初防衛戦を行う予定だったが、中野のけがで急きょ相手は比国バンタム級8位のクエルド(11勝4KO6敗1分)に変更。中谷は「こういうのは初めてで(動揺は)少しはあった」と認めながらも「いい経験としてとらえている」とあくまで前向きだ。

 というのも中谷が既に世界を視界にとらえているからだろう。デビューから18連勝(13KO)をマークし、世界ランキングはWBA15位、WBC3位、IBF12位、WBO4位。日本タイトル獲得で国内での世界挑戦が可能となり、「いつ(世界が)きても大丈夫な気持ちでいる」のだ。

 中学卒業と同時にプロの世界王者を目指し、アメリカで修業を積むなどして実力を磨いてきた中谷。今回のテーマに「ミスのない組み立て、無駄のない動き」を掲げた21歳は「しっかり勝って、世界に行ってもいいだろうと思われる試合をしたい」と笑顔で宣言。堂々のメインイベンターで大いにアピールするつもりだ。

 セミでは、元OPBF&日本S・ウェルター級王者で現日本ウェルター級6位のチャールズ・ベラミー(横浜光)が日本S・ウェルター級13位の清水優人(木更津グリーンベイ)と8回戦。昨年9月の対戦は2-1判定でベラミーが勝利しており、ダイレクトリマッチとなる。

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