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“シングルマザー”藤原芽子が韓国で世界初挑戦

2019年6月18日 0時22分

 真正ジムは17日、OPBF女子フェザー級王者の藤原芽子(わかこ=38)が今月29日に韓国・仁川でWBA女子世界S・フェザー級王者、崔賢美(28=韓国)に挑戦すると発表した。世界初挑戦の藤原は17歳の高校3年生の娘をはじめ3人の子ども育てるシングルマザー。「子どもたちも応援に来てくれる。倒すか、倒されるかの試合をして勝つ」とタイトル奪取を誓った。

3人の子どもたちに勝利を捧げたい藤原

 20歳で結婚し、3人の子どもを育てながら真正ジムへ健康維持のためトレーニングに通っていた。31歳で離婚、ジムの勧めで年齢制限ぎりぎりの32歳でプロテストに合格。14年10月のデビュー戦はディフェンスがいまひとつで、KO負けを喫した。

 子どもに励まされ、午前9時から夕方まで兄が経営するフィットネスジムでインストラクターとして働いた後、長谷川穂積、久保隼、山中竜也ら世界王者にまじって地道に練習を積んだ。昨年、フェザー級で日本とOPBF王座を獲得。8勝3KO2敗の戦績で「パワーも精神的にも強くなれた」と自信をつけ、初の世界に挑む。

 王者の崔は16勝4KO1分無敗。北朝鮮のアマチュアで活躍。08年、韓国でのプロデビューがWBA世界女子フェザー級王座決定戦。3-0判定勝ちして王座に就き、7度防衛して王座を返上した。

 13年8月に行われたWBA世界女子S・フェザー級暫定王者決定戦で風神ライカに判定勝ち、同年10月に正規王者のタイトルが剥奪されたことで正規王者に認定された。水谷智佳(宮田)、三好喜美佳(川崎新田)らの挑戦を退けており、今回が6度目の防衛戦。

 4団体世界王者を目指し、ジムでともに練習を積む多田悦子(真正)は「崔はレベルの高い選手。これまでにない、ピリピリした試合になると思うが、ショートフックをヒットしたい。それにボディが狙い目」と藤原にアドバイスを送っていた。

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