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WBSS大活躍の従兄弟、井上尚弥に刺激

【動画あり】井上浩樹あす日本SL級王座V1戦 
WBSS大活躍の従兄弟、井上尚弥に刺激

2019年6月30日 15時19分

 あす7月1日後楽園ホール「フェニックスバトル」の計量が30日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインの日本S・ライト級タイトルマッチは、王者の井上浩樹(大橋)がリミットの63.5キロ、挑戦者8位の池田竜司(竹原&畑山)が63.3キロで合格した。

王者の井上(左)と下剋上を狙う池田

 デビューから13勝10KO負けなしの井上は4月に細川バレンタイン(角海老宝石)から奪った王座の初防衛戦。戴冠後は「変わろうとした」と話すように、新たに水泳によるスタミナ強化や、筋力トレーニングを取り入れてレベルアップを図った。

 現状に満足しないのは、幼いころからトレーニングをともにする従兄弟の尚弥と拓真の存在が大きい。5月は尚弥のイギリス遠征に同行。尚弥がWBSSバンタム級準決勝で世界に衝撃を与える勝利を披露したことに大いに刺激を受けた。

 井上は「井上兄弟から吸収して、もっと自信がついてくれば、自分から世界をやりたいと言えると思う。あすはみんなに強いと思ってもらえるような試合をしたい」と抱負を語った。

 一方、日本タイトル初挑戦となる池田(14勝9KO5敗3分)は元世界2階級制覇の畑山隆則氏の指導で接近戦と走り込みに励み大一番に備えた。

 総合力で劣る池田は「判定では150%勝てない。倒さないと勝てない。あしたは人生が変わる予定です」と井上家の“不敗神話”崩壊を誓った。

セミの溜田(左)とテイル、好カードだ

 セミはフェザー級8回戦。日本同級14位の溜田剛士(大橋)と日本S・バンタム級15位のテイル渥美(渥美)が対戦する。また、対戦相手の棄権で4回戦が中止となった森且貴(大橋)が3階級制覇の八重樫東(同)とのスパーリングを披露する。

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