2019年9月17日火曜日

無敗ホープ桑原拓 世界ランカーに文句なし判定勝ち

「第69回フェニックスバトル」が17日、後楽園ホールで開催され、メインの51キロ契約8回戦で、大橋ジム期待のホープ桑原拓がWBCミニマム級13位ジョナサン・レフジョ(比)に3-0判定勝ち。デビューからの連勝を6(4KO)に伸ばした。スコアは80-71×3。

桑原(左)はしっかり距離をキープしながら相手を完封した

 東農大出身のホープ桑原が6戦目で世界ランカーとの対決を迎えた。サウスポーのレフジョは比国L・フライ級1位の肩書きを持つが、体格はやはりミニマム級。桑原はスタートから右ストレートを軸にコンビネーションを打ち込み、2回は右を決めてレフジョを守勢に回らせた。

 瞬発力のあるレフジョは桑原の動きをよく見ながらカウンターを狙い、パンチが桑原の顔面をかすめるシーンもあったが、桑原はカバーリングとバックステップでレフジョのアタックに対処。出入りのスピードを維持しながら、6回はレフジョをコーナーに追い込んで連打を見舞った。

 7回にギアを上げた桑原はさらに連打でレフジョを追い込むと、打ち終わりに右アッパーを合わせてレフジョをキャンバスへ。桑原は8回も攻めてゴールテープを切った。

 桑原は6勝4KO。17年4月、OPBFミニマム級王者だった京口紘人(ワタナベ=現WBA・L・フライ級スーパー王者)に判定負けして以来の来日だったレフジョは21勝7KO7敗5分。

桑原の話「6戦目でメインを任されると聞いたときは、6戦目の自分でいいのかと重圧になったけど、中谷潤人選手とか強い選手とスパーリングをさせてもらって、今日は距離を支配できたと思う。相手はミニマム級の選手で大きな子ことは言えないけど、世界ランカーに完勝できたのは収穫だった。自分のベストはフライ級」

 桑原は12月2日のフェニックスバトルに出場予定。大橋会長は「来年は何らかのタイトルマッチをやらせたい」と今後の方針を示した。

三瓶(左)は終始先手を取ってランカーの意地を見せた

◇59.5キロ8回戦
三瓶数馬(協栄)[2-1(79-73、77-75、75-77)]清田亨(大橋)
 日本S・フェザー級9位のサウスポー三瓶が初回から積極的に左を打ち込み、清田がこれに左フック、右を合わせようという立ち上がり。攻撃的な三瓶が先手を取ったが、3回はリーチのある清田が右からチャンスを作った。4回は逆に三瓶が立て続けに左を決めると、清田も反撃して白熱した攻防に突入した。

 後半戦は三瓶がプレスをかけて左ストレート、ボディ攻めで清田を下がらせながら、清田が見栄えのいい一発で三瓶の頭をはね上げ、会場を沸かせるというパターンの繰り返し。三瓶はそれなりに被弾したものの、常に先手を取り、手数で上回って勝利した。18勝7KO5敗。連敗の清田は9勝7KO4敗。

溜田(右)は本調子ではなかったもののパワーの差を見せつけた

◇58.0キロ8回戦
溜田剛士(大橋)[KO5回2分8秒]ジョー・テホネス(比)
 スタートはサウスポーのテホネスが自在に動き左ストレート、右フックを決める展開。サウスポーとの距離感がつかめない日本フェザー級9位の溜田は2回、偶然のバッティングで左目上部をカットしながら、強引に前に出てボディを決め、左フックでテホネスのグローブがキャンバスにつきダウンとなった。

 溜田は3回以降、スイッチを繰り返すテホネスの細かいパンチをもらいながらもパワフルに前に出続け、徐々にダメージを与えると、5回に右を叩き込んでテホネスを沈めた。溜田は21勝19KO4敗2分。日本で丸田陽七太(森岡)、清瀬天太(姫路木下)に続く3連敗となったテホネスは13勝7KO7敗。

◇62.0キロ8回戦
保田克也(大橋)[KO2分1秒]ジャック・ドルー(インドネシア)
 中大出身のサウスポー保田は2回、ガードを固めるインドネシア・ライト級4位ドルーに左ボディでダメージを与えると、ラッシュして右フックを痛打してダウン。立ち上がったところを攻め、最後はアッパーを決めて10カウントとなった。保田は5勝3KO無敗。ドルーは4勝4KO5敗。