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WBC2位の和氣慎吾 伏兵にまさかのTKO負け

2019年10月11日 20時41分

 WBC・S・バンタム級2位、IBF同級4位の和氣慎吾(FLARE山上)が11日、後楽園ホール「ゴールデンチャイルドボクシングvo.127」のセミに登場。フェザー級8回戦でジュンリエル・ラモナル(比)に3回2分59秒TKO負け。まさかの番狂わせとなった。

まさかの敗戦にぼう然の和氣

 OPBF王者だった和氣は13年10月、ラモナルを3回TKOで下して防衛成功。6年ぶりの再戦は、サウスポーの和氣が初回からスピードに乗った攻撃でラモナルに左を打ち込んでいく。ラモナルは和氣の動きについていけず、右の強打を打ち込めなかった。

 和氣は2回もビシビシと左ストレートをヒットすると、3回も押せ押せ。ラモナルはパンチで顔面をカットして血だらけだ。和氣が仕留めにかかり、ラモナルをロープに追い詰めたと思ったそのとき、ラモナルの左フックで和氣がダウン。形勢が一気に逆転した。

和氣は好調に見えたが…これは最初のダウン

 ラモナルが攻め、和氣がここをしのごうとしたがダメージは深刻。このラウンド終了間際、再びラモナルの左フックがガッツリ決まると和氣はキャンバスにバッタリ。ノーカウントでストップとなった。

 和氣は26勝18KO6敗2分。16年7月、IBF王者ジョナサン・グスマン戦以来、2度目の世界挑戦を目指していたが、大きく後退することになった。大喜びでトレーナーと抱き合ったラモナルはリベンジ成功。16勝9KO8敗6分。

FLARE山上ジムの赤井代表「和氣は記憶がない。ダウンするまでの動きはキレていた。和氣がこれからどうするかわ分からないけど、この一敗は痛すぎる。この試合に勝てば(大きな試合)という話もあったのですが…」

5回にダウンを奪った小野。粘り強く勝った

◇50キロ8回戦
小野心(ワタナベ)[3-0(76-75×2、77-74)]小久保聡(三迫)
 前日本ミニマム級王者の小野は1月、田中教仁(三迫)に王座を奪われてからの再起戦。4連勝中の日本フライ級15位、小久保とのサウスポー対決は、小野が左右に動きながらジャブ、左ボディ、左アッパーを打っては離れ、前に出るファイターの小久保をさばく展開となった。

 3回あたりから小久保のプレスが効きはじめ、思うようにさばけなくなった小野は5回に接近戦を選択。小野はここで左アッパーで小久保からダウンを奪った。6回以降は頭をつけて打ち合う展開。これは小久保の領域かと思われたが、小野も下がらずに応じ、小久保の反撃を食い止めてゴールテープを切った。36歳の小野は24勝6KO10敗3分。あと一歩押し込めなかった35歳の小久保は8勝2KO9敗3分。

◇フライ級6回戦
稲葉直樹(ピューマ渡久地)[3-0(58-57、58-56、59-55)]河野勇太(SRS)

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