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八重樫東はフライ級で王座返り咲きへ「命をかける」

2019年10月16日 17時35分

 元3階級制覇王者の八重樫東(大橋)は12.23トリプル世界戦タイトルマッチ(横浜アリーナ)でIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)にチャレンジすることになった。

“千両役者”八重樫は2年半ぶりの世界戦だ

 これまでにミニマム級、フライ級、L・フライ級で世界王座を獲得してきた八重樫は17年5月、ミラン・メリンド(比)に敗れて王座陥落後、再起して4階級制覇を目指していた。しかしS・フライ級での挑戦が難航したことからフライ級にシフト。日本人選手と2戦連続で対戦しているムザラネとのマッチアップとなった。

 激闘王と呼ばれ、タフファイトを貫いてきた八重樫も36歳になった。「この2年間、それこそ進退というものをたくさん考えたし、悩んだ部分、苦しんだ部分もたくさんあった。ボクシングが好きでここまでやってきて、どうやってボクシングを卒業するかずっと考えてきた。フライ級でお話をいただき、命をかけて戦いたいと思った」。八重樫は最後の大勝負にかける意気込みをこのように語った。

 37歳のムザラネは八重樫と同級生で、V1戦で坂本真宏(六島)、V2戦で黒田雅之(川崎新田)を下して防衛テープを伸ばしている。八重樫は「同い年ということでモチベーションがわいた」と周囲を笑わせながら「ドネア、テテといった強豪と試合をしているし、スタイルも堅実で崩しにくい。自分がどこまでムザラネのボクシングを崩していけるかがカギ。一筋縄ではいかない」と気を引き締めた。

 2005年にプロデビューして足掛け15年にわたりトップ戦線で活躍してきた八重樫。2年半ぶり、通算14試合目の世界タイトルマッチでどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

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