ミドル級世界戦線事情 村田諒太が狙う“トップ”とは
2019年10月16日 20時00分
2019年10月16日 18時20分
12.23横浜アリーナのトリプル戦で、村田諒太(帝拳)のWBAミドル級王座に挑むスティーブン・バトラー(カナダ)はWBAランキングは9位だが、WBOで1位につける24歳。「私はただ夢を見るだけの男ではない。番狂わせと言われようとも勝つ」とビッグチャンスへの意気込みを語った。
WBOよりもWBA村田への挑戦を選択したわけをエステファン・マネジャーは「村田とならもっとエキサイティングな試合ができる」という。28勝中24度がKO勝ち(1敗1分)のバトラーと村田とのかみ合いのいいファイトを予言した。
実際、バトラーは好戦的なタイプ。村田攻略についても「いいパンチを当てることだ。一発で終わらせるものを持っている」とパワー面の自信を隠さない。「村田のガードは堅いが、前回も打たれてはいた。どれだけガードが堅かろうと、それ(ヒット)は起こり得る」。積極的に出てくるのは間違いない。
祖父マーシャル(故人)は新鋭時代にのちの世界ウェルター級王者ジョン・ストレーシー(英)に判定勝ちした勲章を持つ元ボクサー。「祖父の血が私には流れている」とバトラーも誇らしげで、具体的に生前のマーシャルからは「ジャブとムーブメントを教えてもらった」と言う。
「まだ私は始まったばかり。12月23日にベルトを獲って、いろんなストーリーが描かれるものと思う」。若きカナダ人は野心的だ。家庭では3歳と2ヵ月の2人の息子を抱えており、「家族を養うためにも」という思いも大きなモチベーションになっている。
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