WBCバンタム級タイトルマッチの計量も6日、ホテルグランドパレスで行われ、正規チャンピオンのノルディーヌ・ウバーリ（フランス）が53.5キロ、暫定王者の井上拓真（大橋）がリミットの53.3キロであすの試合に進んだ。

　昨年暮れ、WBC同級暫定王座を獲得した23歳の拓真はおよそ10ヵ月ぶりの試合で“暫定”の2文字を取り除くチャンス。関係者を通じ「すべては整った」とのコメントを残して会場をあとにした。メインに立つ兄、尚弥との世界戦ダブル勝利が目標だ。

　元オリンピアンの33歳、ウバーリは今年1月の決定戦でタイトルを獲得し、これが2度目の防衛戦。この試合をクリアして、統一戦などのビッグマッチにつなげようと目論んでいる。