前日本王者の細川バレン ワンパンチ45秒KOで再起
2019年11月22日 20時38分
2019年11月22日 16時55分
WBO女子世界S・フライ級チャンピオンの吉田実代(EBISU K’sBOX)が12月31日、大田区総合体育館でWBC女子アジア同級王者シー・リーピン(中国)を迎えて初防衛戦を行うことが決まった。当日は井岡一翔(Reason大貴)、田中恒成(畑中)と合わせてトリプル世界タイトルマッチとなる。
大みそかのボクシング興行に女子選手の世界タイトルマッチが初めて組み込まれた。22日、都内のジムで記者会見を開いた吉田は「年末は実力も人気もある選手が出る特別な興行というイメージ。身が引き締まる思いです」と心境を述べた。
対戦相手のシーは5勝2KO2敗ながら、吉田(13勝1敗)は「今までの選手にはない技術があり、勢いがあって、背が高く、右ストレートが伸びてくる」と21歳の若き挑戦者を大いに警戒。この試合を何としてもクリアするために、一人娘の実衣菜ちゃんを8日から鹿児島の実家に預けてトレーニングに打ち込んでいる。
今回は自衛隊体育学校に足を運び、アマチュアのトップ選手と週1でトレーニングを積んでいるのが初の試みだ。女子選手とスパーリングを積むだけでなく、女子トップ選手の練習内容も知ることができ、我流だった練習メニューを考える上でも収穫を得た。
自衛隊の元五輪選手、須佐勝明さんや元世界王者の内山高志さん、郷里の先輩である元日本王者の益田健太郎さんらの指導も受け、持ち味である前に出るパワーに加え「細かいところまで技術を教えてもらっている」という吉田。実衣菜ちゃんを迎えに行く12月25日までみっちり練習し、大舞台の初防衛戦に備える。
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