7日（日本時間8日）ニューヨークのバークレイズ・センターでゴングとなるIBF世界S･バンタム級暫定王座決定戦に出場する元IBF同級王者で現ランク1位の岩佐亮佑（セレス）が現地時間3日、公開練習を行った。

　岩佐は同3位で元WBOバンタム級王者マーロン・タパレス（比）との一戦に向けて1日に現地入りし、セレス小林会長とのミット打ちなど予定通りに練習を消化している。2月の挑戦者決定戦でアメリカでの試合を経験していることもあり、最終調整は問題なく進んでいるようだ。

　軽めのシャドーボクシングを披露したあと、メディアの取材に応じた岩佐は「何が何でも、泥臭くても、勝ちにいく」と決意表明。王座返り咲きを目指すサウスポーは自ら“ラストチャンス”と位置付ける一戦にすべてを捧げる覚悟だ。

　S･バンタム級はWBAスーパー･IBF王者ダニエル・ローマン（米）がけがにより戦線離脱。IBFは2月の挑戦者決定戦で勝利した岩佐と3位のタパレスに暫定王座決定戦を指令し、今回の試合が開催される運びとなった。Photo by Stephanie Trapp