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世界王者の矢吹正道の弟、力石政法が元OPBF王者ガスカにTKO勝ち

2021年12月17日 9時19分

 元世界王者の亀田興毅氏が会長を務める3150(サイコー)ジム主催の「第1回3150ファイト」は16日、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開かれ、メインの63キロ8回戦は、日本S・フェザー級6位の力石政法(27=緑)が元OPBFバンタム級王者ロリ・ガスカ(32=陽光アダチ)に4回終了TKO勝ちした。

3回にダウンを奪った力石

◇63キロ8回戦
力石政法(緑)[TKO4回終了]ロリ・ガスカ(陽光アダチ)
 セコンドについたWBC・L・フライ級王者の兄矢吹正道(緑)に続けと力石が初めての関西のリングでTKO勝ち、8連勝(5KO)をマークした。サウスポーの力石は立ち上がり、低い姿勢から飛び込むガスカの動きをよく見て、ワイルドな左フックを外し、攻め込ませなかった。

 力石は3回に右フックをヒットしてダウンを奪った。ガスカは頭が当たったとアピールするもジャッジは覆らず。4回にガスカは強引に攻め込むも、力石は落ち着いてパンチを見極め、終盤に左ストレートをヒットした。5回のゴングが鳴る前にガスカは戦意を喪失、陣営は棄権を申し出た。力石は10勝6KO1敗。大阪帝拳から移籍のガスカは27勝9KO12敗2分。

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