30日（日本時間31日）マイアミで挙行されたイベントのメインで行われたWBO世界ミドル級タイトルマッチは、王者デメトゥリアス・アンドラーデ（米＝写真）が挑戦者3位ルーク・キーラー（アイルランド）に9回2分59秒TKO勝ち。3度目の防衛を果たし、サウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）、ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）らとのビッグファイトに可能性をつないだ。

　絶対有利を予想されたアンドラーデが開始ゴング直後に倒して先制。サウスポーのアンドラーデは2回にも左強打で痛烈に2度目のダウンを奪う。キーラーが続行に応じたのは驚きだったが、以後のラウンド、アンドラーデは一発を狙い過ぎ、アイルランド人は生き延びた。

　中盤、相手のボディーに的を絞ったアンドラーデはリードをキープ。手数が減る場面もあったが、9回、畳みかけてレフェリーストップを呼び込んだ。アンドラーデは29勝18KO無敗。キーラーは17勝5KO3敗1分。