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ボクシングルネサンス21 JBCが審判派遣

国体準優勝の木谷陸 メキシコでKOプロデビュー 
ボクシングルネサンス21 JBCが審判派遣

2020年3月1日 10時21分

 ボクシングルネサンス21が28日(日本時間29日)、メキシコシティの日墨会館で開催され、日本勢とメキシコ勢が拳を交える日墨対決が3試合行われた。

デビュー戦で勝利の19歳木谷(左)

 先鋒戦はS・フェザー級4回戦、木谷陸vs.オマル・バランコ・ドミンゲス。木谷は大阪府出身の19歳で、高校時代に国体ライト級準優勝、30勝10敗のアマ戦績を持つ。ドミンゲスはメキシコ選手権ジュニア部門で準優勝、アマ35勝5敗の19歳。プロデビュー戦同士のホープ対決となった。

 キュ一バ遠征などで腕を磨く木谷がゴングと同時に体を左右に振りながら前進し、タイミング抜群の左フックで、ドミンゲスを背中からキャンバスに叩きつける。木谷はこのチャンスを逃さず一気にラッシュをかけ、レフェリ一ストップを呼び込んだ。KOタイムは1回2分19秒。

惜しくもドローに終わった清水(左)

 次鋒戦は大阪府出身の清水竜成とブライアン・リカルド・オルベラのS・フェザー級4回戦。清水の前戦で不運な失格負け、不完全燃焼に終わり、今回のメキシコ第2戦に向けてキュ一バ遠征を含めて半年間の猛練習を積んだ。

 初回は清水が右ボラ一ドでオルベラをダウン寸前に追い込み、続く2回はメキシカンの右ボラ一ドで清水の腰が大きく落ちるという白熱の攻防。3、4回と清水の右が単発ながらクリ一ンヒットしたが、判定は三者三様の引き分けとなり清水のメキシコ初勝利はお預けとなった。

江尻(左)は惜敗。試合は田中レフェリーが裁いた

 大将戦は、愛知県出身の江尻和磨とダニエル・ハシントのフェザー級4回戦。1年前、壮絶な打ち合いの末に判定負けした江尻が初回からヒットアンドアウェ一戦法でメキシカンの打ち気を外してクリ一ンヒットを狙う。

 ハシントは体を忙しく左右に振り、左ジャブから右ストレ一ト、右ボラ一ドにつなぐスタイルで、前へ前へとプレッシャーをかける。前進するハシントとサイドに動く江尻。試合は一進一退で進み、ややポイントの不利を自覚した江尻が最終4ラウンドにラッシュをかけ試合は終了。微妙な判定は2-0でメキシカンの手が上がった。

 白熱の日墨対決は1勝1敗1分に終わった。また、今回は日本ボクシングコミッションの計らいで田中浩二氏がレフェリ一としてこの興行に参加。江尻とハシントの試合を裁いた。

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