■前WBC･S･ウェルター級王者トニー・ハリソン（米＝写真）の父でトレーナーを務めていたアリ・サラーム氏が20日、コロナウイルス感染のためデトロイトで亡くなった。59歳だった。サラーム氏は84年から89年までウェルター級選手としてリングに上がり11勝5KO7敗の戦績を残した。その後デトロイトでスーパーバッド・ボクシングジムを運営し、ハリソンらを育てた。

■イギリスのスタジアムが新型コロナウイルスの感染者に治療の場を提供している。ヘビー級３冠統一王者アンソニー・ジョシュア（英）が防衛戦を行った英カーディフのプリンシパリティ・スタジアムは2000のベッドが用意され、2週間前から対応している。

ジョシュアがクブラット・プレフ（ブルガリア）と防衛戦を行う予定のロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムもコロナ禍を避ける妊娠中の女性を中心に使用されている。ジョシュアvs.プレフが延期されたのは、そういう背景も関係するようだ。

■元IBF･WBA統一L･ヘビー級王者ムラト・ガシエフ（ロシア）がアベル・サンチェス・トレーナーとのコンビを継続すると発表した。WBSS（ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ）クルーザー級シーズン1の決勝でオレクサンドル・ウシク（ウクライナ）に判定負けしたガシエフ（26）はウシク同様、ヘビー級転向を目指す。一部で噂された総合格闘技UFC転向は明確に否定している。