ニカラグアと韓国で先週末イベントが再開されたボクシング界。次回は5月23日メキシコのミチョアカン州で開催される運びになった。元IBF･S･ウェルター級王者カルロス・モリナ（メキシコ＝米）が故郷の同州パツクアロで自身が出場するイベントを挙行する。モリナ本人がインターネットを通じて発表した。

　モリナ（36）はコビット19（新型コロナウイルス感染症）の被害拡大でボクシング興行が中止されていることがモチベーションになったとコメント。相手はミッチ・ムニョス（メキシコ）が務める。試合は10回戦で予定され、全部で7試合が組まれるもよう。無観客試合でユーチューブとフェイスブックで発信される。

　モリナ（31勝10KO11敗2分）は13年にイシェ・スミス（米）に2-1判定勝ちでIBF王座に就いた。しかし翌年、コーネリアス・バンドリッジ（米）に0-3判定負けで無冠に。元王者も36歳となり、最近は負けも多い。ムニョスは27勝18KO10敗1分。

　主催はモリナが立ち上げたキング・カルロス・プロモーションズ。米国でモリナをプロモートするロイ・ジョーンズ・プロモーションズはイベントにいっさい関与しないと通達している。