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世界的スターへの夢、ラスベガス復活の起爆剤にも

トップランクCEOアラム氏 井上尚弥への思い語る 
世界的スターへの夢、ラスベガス復活の起爆剤にも

2020年5月4日 9時18分

 トップランクのボブ・アラムCEOが共同プロモートするWBAスーパー・IBFバンタム級チャンピオン、井上尚弥(大橋)への熱い思いを口にした。ボクシングシーンのインタビューに答えている。

アラム氏(左)は井上に大きな期待を寄せる

 トップランクは昨年11月、井上がWBSS決勝でノニト・ドネアを下した直後に契約締結を発表。WBO王者ジョンリール・カシメロ(比)との3団体統一戦を4月25日、ラスベガスのマンダレイベイリゾート&カジノのメインイベントにセットし、その模様をESPNで全米に中継するよう舞台を整えた。

 新型コロナウイルスによりこれが延期となる中、アラム氏は「私は彼がとてつもないスターになると考えている。アメリカ合衆国で、そして世界でだ」と最大の賛辞を皮切りに、井上への思いを語り始めた。

 同氏は「井上は観客を満足させる選手だ。偉大な実力があっても観客を喜ばせることができないボクサーもいる。井上の力は普通じゃない。ドネア戦を見ただろう。彼はたとえ(眼窩底骨折で)十分な力が発揮できない状況であっても、とてつもないボクサーなんだ。相手に圧力をかけ、やり抜き、勝利を手にしてしまう」とバンタム級2冠王者がいかに稀有な才能の持ち主かを強調した。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、ラスベガスを筆頭とする観光地はピンチを迎えている。こうした状況も踏まえ、アラム氏は次のようにも話すのだ。

「私たちが井上に熱狂する理由の一つは、彼が多くの日本人ファンを(アメリカでの)試合に連れてくることだ。アメリカにいる日系人も彼の素晴らしい観客となるだろう。ラスベガスに妻とよく行く日本食レストランがある。私が行くと、いつも彼らは井上の話をしたがるんだ」。

 88歳の名物プロモーターは、井上がラスベガスに新風を吹き込み、さらに世界へと大きく羽ばたく姿をはっきりと思い描いている。

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